骨密度測定装置で骨粗鬆症の早期発見を
2021年08月04日
骨密度測定装置で骨粗鬆症の早期発見を
日本人は10人に1人が『骨粗鬆症(こつそしょうしょう)』になっていると言われております。
【骨粗しょう症とは】
骨粗しょう症とは、骨のカルシウム代謝のバランスが崩れ、骨のカルシウムが無くなり、
内部がスカスカの状態になることをいいます。
骨粗しょう症が進むと、腰の骨や、股関節の骨が骨折しやすくなり、
場合によっては骨折を機に、寝たきりになることもあります。
特に閉経後の女性にかかりやすくなりますので、早めの早期発見と早期治療が必要です。
【骨粗しょう症の診断】
骨粗しょう症の診断は、レントゲンによる診断と、“骨密度測定”により行われます。
日本骨粗鬆症学会「2015年版 骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン」によると
『骨粗鬆症診断にはDXA法を用いて、腰椎と大腿骨近位部の両者を測定することが望ましい。』
と言われており、当院でも同じ測定装置を採用しています。
検査結果
骨粗鬆症は、ご自身でなかなか気付くことが難しい病気です。
骨粗鬆症の合併症である圧迫骨折の事を「いつの間にか骨折」なんて言いますが、
“いつの間にか”発症してしまっています。
つまり、気付くためには検査が必要です。
・50歳前後で急激に骨密度が下がること(特に女性)
・日本人の10人に1人が骨粗鬆症と言われていること
この2つの事実を考えてみると、該当する方がいかに多いかがわかるかと思います。
今は骨粗鬆症の治療薬も多く出ておりますので、健康寿命を延ばすきっかけにもなります。
今回の導入で、少しでも治療が進む方が増えれば何よりです。
ご希望の方は、主治医またはスタッフにお気軽にご相談ください。