スパインダイナミクス療法

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「柔軟性」と「筋力」と「痛み」の関係を実際に確認

1体力低下

体力低下は特に背骨の腰の部分の並びがまっすぐになります
このようになっては、筋力もうまく発揮できません。
ここではまず、ご自身の体力がどのくらいなのかを、体力の要素である「筋力」と「柔軟性」を簡単に測定できる方法を記載いたします。

筋力

右の図に示すように『何センチの高さから片脚で立てるか』をやってみるだけで筋力が点数化できます。
これは『体重支持指数』といって医学的にも根拠ある筋力指数です。

では、普通のパイプ椅子を用意してみてください。
パイプ椅子の高さは約40cmです。

左のように椅子に座り、片脚を宙に浮かし膝を伸ばした状態で座ります。次に反対の床についている足で反動なくゆっくり立ち上がってみましょう。 このとき、痛みなどがある場合は無理のないようにしてください。
この約 40cm の高さから問題なく立てた方は、以下のように台や椅子を低くして 何 cm から立てるかを試してみてください。 (週刊誌などを重ねて簡単な台にしてください)

0cm(床から)立てた人 130点!これが出来た方は筋力が十分です。 どんなことをやっても筋肉は悲鳴を あげない人です。 また少々のストレスでは体に変調をきたしません。
15cm から立てた人 筋力は問題ないと言える人です。
30cm から立てた人 日常生活はほぼ大丈夫でしょう。しかし、ちょっとした油断、生活ストレスなどが蓄積すると肩こり・腰痛・頭痛などの症状が出現する恐れがあります。
40cm から立つのが限界な人 この高さから立てた人は体力の低下がみられます。 このような方はその場の対処療法(マッサージ、電気、薬)でも症状がなかなか 改善できない体力となります。
40cm から立てなかった人 この高さから立てなかった人は、黄色信号から赤信号です。日常生活をしている だけでも体にストレスがかかる状態です。つまり、生きていることがストレスと なります。 この状態の方はいきなり運動を始めても筋力が上昇するどころか、症状が悪化する 可能性もありますので、プール歩行から運動を開始することが大切です。
柔軟性

柔軟性がどの程度なのか判断する方法を3つご案内いたします。

1.もも裏柔軟性
写真左のようにその場で立った状態から前屈して指先が地面につくかどうかをみます。 写真右のように地面に着く事が出来た人は合格。これで、もも裏の柔軟性をみることができます。
2.もも前柔軟性
写真左のように椅子に座った状態で足首を持ちます。そのまま体と足が一直線になることが出来るかどうかをみます。 写真右のように体と足が一直線になることができた人は合格。これで、もも前の柔軟性をみることができます。
3.背中柔軟性
写真左のように片足をなげだした状態になります。そのまま頭が膝につくかどうか をみます。 写真右のように頭が膝につくことが出来た人は合格。背中の柔軟性を みることができます。
3つとも合格だった方 柔軟性は優秀です。もしかしてタコ人間!?
2つ合格だった方 比較的体は柔らかい人ですね。まあ、普通というところですか。
1つ合格だった方 これは黄色信号ですね。いつ赤信号になってもおかしくありません。
すべて不合格だった方 危険!!サスペンションのない車で走っているのと同じ状態。

さて、ご自身の点数はいかがだったでしょうか。
やはり体にとってはご自身の体力に合った"適度な運動"が良いです。
運動というと、玉のような汗をかいて動き回ることを考えられる方が多くいらっしゃると思いますが、そのような運動は身体をこわばらせるだけです。
ここでは、"適度な運動"の指標を6つお示しします。


(1)筋肉痛が起こらない (2)疲れを感じない (3)汗をかかない  (4)息があがらない
(5)運動後のきつさがない (6)運動を継続したい


少し物足りないかもしれませんが、この程度の運動が一番効果をもたらします。
是非、実践してみてください。

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